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2023-09-16

『アメリカを読むミステリ100冊』目次

イントロダクション

1 アメリカ小説の世紀 ――1920年代まで

 1 偉大なアメリカ探偵の先駆け

  ジャツク・フットレル『十三号独房の問題』1905

  メルヴィル・D・ポースト『アンクル・アブナーの叡知』1918

  シオドア・ドライサー『アメリカの悲劇』1925

  アーサー・コナン・ドイル『恐怖の谷』1914

 2 百パーセントのアメリカ製名探偵 Ⅰ 

  S・S・ヴァン・ダイン『ベンスン殺人事件』1926

  S・S・ヴァン・ダイン『僧正殺人事件』1929

  アール・D・ビガーズ『チャーリー・チャンの活躍』1930

  T・S・ストリブリング『カリブ諸島の手がかり』1929

 3 百パーセントのアメリカ製名探偵 Ⅱ

  ダシール・ハメット『赤い収穫』1929

  ダシール・ハメット『マルタの鷹』1930

 4 アメリカの奥の果て

  H・P・ラヴクラフト『インスマウスの影』1930

2 黄金時代 ――30年代から戦中へ

 1 予告された悲劇

   エラリー・クイーン『エジプト十字架の謎』1932

   エラリー・クイーン『Yの悲劇』1933

 2 あらかじめ回避された悲劇

   ジョン・ディクスン・カー『三つの棺』1935

   ジョン・ディクスン・カー『火刑法廷』1937

 3 アメリカ的小説工房の名探偵二人

   アール・スタンリー・ガードナー『ビロードの爪』1933

   レックス・スタウト『料理長が多すぎる』1938

   アーヴィング・ストーン『クラレンス・ダロウは弁護する』1941

 4 マルチチュードの女たち

   ウィリアム・アイリッシュ『幻の女』1942

   レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』1940

 5 三十年代実存小説の諸相その他

   ジェイムズ・ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』1934

   ホレス・マッコイ『彼らは廃馬を撃つ』1935

   ナサニエル・ウェスト『クール・ミリオン』1934

   ジョナサン・ラティマー『処刑六日前』1935

 6 死体置場行きロケット打ち上げ

   H・H・ホームズ『死体置場〈モルグ〉行きロケット』1942

   クレイトン・ロースン『棺のない死体』1942

   ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ『赤い右手』1945

   オーガスト・ダーレス『ソーラー・ポンズの事件簿』1945

 7 ワット・ア・ワンダフル・ミステリズ

   クレイグ・ライス『スイート・ホーム殺人事件』1944

   パット・マガー『七人のおば』1947

   アラン・グリーン『くたばれ健康法!』1949

 8 アメリカの災厄と光明と

   エラリー・クイーン『災厄の町』1942

   ウィリアム・フォークナー『八月の光』1932

   リチャード・ライト『アメリカの息子』1940

 9 早く来すぎたポストモダン

   キャメロン・マケイブ『編集室の床に落ちた顔』1937

3 大戦後社会小説の多様化 ――大戦以後から50年代

 1 クイーン家の出来事

   エラリー・クイーン『十日間の不思議』1948

   エラリー・クイーン『九尾の猫』1949

   パトリック・クェンティン『わが子は殺人者』1954

 2 社会化される個

   ヒラリー・ウォー『失踪当時の服装は』1952

   ミッキー・スピレーン『裁くのは俺だ』1947

   エド・マクベイン『警官嫌い』1956

 3 社会化されざる人びと

   アイラ・レヴィン『死の接吻』1953

   フレドリック・ブラウン『彼の名は死』1954

 4 アメリカの庭の外で

   チェスター・ハイムズ『イマベルへの愛』1957

   デイヴィッド・グーディス『深夜特捜隊』1961

   ジム・トンプスン『内なる殺人者』1952

  ジョン・D・マクドナルド『夜の終り』1960

 5 冷戦と洗脳

   ジャック・フィニイ『盗まれた街』1955

   ロバート・ハインライン『人形つかい』1951

   リチャード・コンドン『影なき狙撃者』1959

 6 クイーンの定員と非定員

   ハリー・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」1947

   ジェイムズ・ヤッフェ「ママは何でも知っている」1952

   スタンリー・エリン「特別料理」1948

   ロアルド・ダール『あなたに似た人』1953

 7 暗い鏡の中のマクロイ

   ヘレン・マクロイ『暗い鏡の中に』1949

   ビル・S・バリンジャー『歯と爪』1955

   ジョン・フランクリン・バーディン『悪魔に食われろ青尾蠅』1948

4 もう一つの黄金時代 ――60年代と70年代

 1 この不条理な夜に

   カート・ヴォネガット『母なる夜』1961

   ジョーゼフ・ヘラー『キャッチ=22』1961

   ケン・キージー『カッコーの巣の上で』1962

 2 ミラー=マクドナルドの試練

   ロス・マクドナルド『ウィチャリー家の女』1961

   マーガレット・ミラー『見知らぬ者の墓』1960

 3 アンドロイドペット・シンドローム

   フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』1968

   リチャード・ニーリィ『殺人症候群』1970

 4 さまざまな定型の継承者たち

   アイザック・アシモフ『黒後家蜘蛛の会』1974

   エドワード・D・ホック「有蓋橋の謎」1974(サム・ホーソーンの事件簿)

   ドナルド・E・ウェストレイク『ホット・ロック』1970

   ジョー・ゴアズ『ハメット』1975

   ジェイムズ・クラムリー『さらば甘き口づけ』1978

   ロバート・B・パーカー『レイチェル・ウォレスを捜せ』1980

   ローレンス・サンダーズ『魔性の殺人』1973

   ビル・プロンジーニ&バリー・N・マルツバーグ『裁くのは誰か?』1977

 5 ポスト・レイシズムの視点

   トニイ・ヒラーマン『死者の舞踏場』1973

   エド・レイシー『褐色の肌』1967

 6 遅れてきた不条理小説

   ジョゼフ・ウォンボー『クワイヤボーイズ』1975

   ジェローム・チャーリン『ショットガンを持つ男』1975

 7 境界線上に立つ

   トマス・ブロック『超音速漂流』1979

   トレヴェニアン『シブミ』1979

   ロバート・ラドラム『暗殺者』1980 

 8 カウンター・カルチャーの申し子たち

   スティーヴン・キング『シャイニング』1977

   ディーン・クーンツ『ウィスパーズ』1980

5 世界のための警察国家 ――80年代

 1 アメリカ人よアメリカから出ていけ

  トム・ウルフ『虚栄の篝火』1987

  カール・ハイアセン『殺意のシーズン』1986

 2 犯罪小説の二人

  ロス・トーマス『神が忘れた町』1989

  エルモア・レナード『ラブラバ』1983

 3 鷲の翼に乗って

  マーティン・クルーズ・スミス『ゴーリキー・パーク』1981

  ケン・フォレット『鷲の翼に乗って』1983

 4 すべての哀しきサイコ・キラーたち

  トマス・ハリス『レッド・ドラゴン』1981

  ジェイムズ・エルロイ『キラー・オン・ザ・ロード』1986

  トマス・ハリス『羊たちの沈黙』1988

 5 わたしのなかのわたしでないわたし

  ダニエル・キイス『24人のビリー・ミリガン』1982

  ダン・シモンズ『殺戮のチェスゲーム』1989

 6 ヴェトナムから遠く離れて

  ネルソン・デミル『誓約』1985

  ピーター・ストラウブ『ココ』1988

 7 私立探偵小説の変容 一 女探偵登場

  サラ・パレツキー『サマータイム・ブルース』1982

  スー・グラフトン『探偵のG』1990

  パトリシア・コーンウェル『検屍官』1990

 8 私立探偵小説の変容 二 ポストモダンのタフガイ

  ポール・オースター『シティ・オブ・グラス』1985

  ピート・ハミル『マンハッタン・ブルース』1978

 9 私立探偵小説の変容 三 本流はどこに

  ジェイムズ・エルロイ『ブラック・ダリア』1987

  ローレンス・ブロック『八百万の死にざま』1982

  アンドリュー・ヴァクス『赤毛のストレーガ』1987

 10 新たなアメリカン・ヒーローの登場

  スコット・トゥロー『推定無罪』1987

  ジョン・グリシャム『評決のとき』1989

6 グローバリゼーション〈革命〉に向けて ――90年代

 1 生まれながらの殺人者たち

  デイヴィッド・リンジー『悪魔が目をとじるまで』1990

  ウィリアム・ディール『真実の行方』1993

  ジェフリー・ディーヴァー『ボーン・コレクター』1997

  グレッグ・アイルズ『神の狩人』1997

  トマス・ハリス『ハンニバル』1999

 2 過去を振り返る

  マックス・アラン・コリンズ『リンドバーグ・デッドライン』1991

  ジェイムズ・エルロイ『ホワイト・ジャズ』1992

 3 歴史をさかのぼる

  デイヴィッド・ハンドラー『女優志願』1992

  フェイ・ケラーマン『慈悲のこころ』1989

  ウィリアム・ヒョーツバーグ『ポーをめぐる殺人』1994

  ルイス・シャイナー『グリンプス』1993

  シオドア・ローザック『フリッカー、あるいは映画の魔』1991

  ダン・シモンズ『諜報指揮官ヘミングウェイ』1999

 4 夜明けの光の中に

  オットー・ペンズラー『愛の殺人』1996

  ローレンス・ブロック『殺し屋』1998

  D・W・バッファ『審判』2001

  スティーヴン・ハンター『極大射程』1993

  トマス・H・クック『夏草の記憶』1995

 5 神の見捨てた地

  ジェス・モウリー『ウェイ・パスト・クール』1992

  ポーラ・L・ウッズ『エンジェル・シティ・ブルース』1999

  マイケル・スレイド『暗黒大陸の悪霊』1996

  エドワード・バンカー『ドッグ・イート・ドッグ』1996

  リチャード・プライス『フリーダムランド』1998

  ボストン・テラン『神は銃弾』1999

  ビル・ボナーノ『ゴッドファーザー伝説』1999

 6 アメリカ的デラシネの遺書

  パトリシア・ハイスミス『死者と踊るリプリー』1991

7 バッドランズのならず者 ――9・11から現在へ

 P・J・パリッシュ『死のように静かな冬』2001

 ジェフリー・ディーヴァー『青い虚空』2001

 マイクル・クライトン『プレイ 獲物』2002

 バリー・アイスラー『雨の牙』2002

 デニス・ルヘイン『シャッター・アイランド』2003

 エドガー・アラン・ポー「群集の人」1840 & ダシール・ハメット「ターク通りの家」1924

オールタイムベスト


 

『アメリカを読むミステリ100冊』目次

イントロダクション 1 アメリカ小説の世紀  ――1920年代まで  1 偉大なアメリカ探偵の先駆け   ジャツク・フットレル『十三号独房の問題』1905   メルヴィル・D・ポースト『アンクル・アブナーの叡知』1918   シオドア・ドライサー『アメリカの悲劇』1925   ア...